兵庫みなと動物病院ブログ

顕微鏡を入れ替えました

2017年12月14日

気がつけば12月も半ばになりました。
私はまだまだ年末の実感ありません(^^;

さて、来年への準備というか、クリスマスプレゼントというか、
(実際はたまたまタイミングが合っただけですが…)

顕微鏡をリニューアルしました☆


これまではかなり年季の入ったものを使用していましたが、
(注:見えるものは同じですので診断には影響ありませんよ〜)

「顕微鏡の画像を、飼主様にも見てもらってきちんと説明したい」
という想いから、画像データを出せるものへ入れ替えました。


なんだ、最先端のレーザー装置だとかMRIじゃないのか。
と期待された方にはごめんなさい。
でも顕微鏡って(目立たないけど)すごく活躍しているんですよ☆

腫瘍診断のための細胞診(写真は悪性黒色腫)

皮膚検査ではマラセチアやニキビダニ・疥癬などの寄生虫を探索
尿検査では結石や細菌の有無を診断
便検査では寄生虫や腸内細菌をチェック
血液検査では赤血球の形から貧血のタイプを区別したり
 白血球の種類から病気の鑑別や緊急度を判断したりします。

(写真はタマネギ中毒の犬の血液)

特に兵庫みなと動物病院では、血液の顕微鏡検査を重視しています。
飼主さまには(すぐに結果が出る)数値データを報告書に記載してお渡ししていますが、
診療後に顕微鏡検査を行い“数値に表れない異常が隠れてないか”を確認しています。

その結果、
嘔吐の原因が寄生虫であることが判明したり、
骨髄の病気を疑い、病状が進行する前に診断につながったり
といった「顕微鏡検査してよかった!」と思える経験が多々あります。


良い治療のためには正しい診断が近道です☆

より正確な診断に導けるよう、新しい顕微鏡くんにはフル稼働してもらいますね(^^)

予防に優る治療なし②

2017年05月12日

前回の続きですが、間隔があいてしまいました。

みなさまGWは満喫されましたでしょうか?
当院は3連休も午前中の診察をしていましたが、例年にくらべて体調不良での来院が多かったように感じます。

急な気候変化で体調が安定しないのは人間も動物も同じですね。。


さて、前のブログで、

予防というのは「しなくても罹らないかもしれない病気」
『もっと確率を下げる』ために行うのものだとお伝えしました。

その確率について、大きいと思うか小さいと思うかのギャップ
「予防をしよう」と思うか、「別にしなくて良い」と思うかの差ですよ〜
というお話でした。


私たち獣医師は、たくさんの病気の動物を診ますので
世間一般に“あまり聞かない”病気でも、“良く出会う”病気であったりします。
なので予防を勧めています。

病気になって初めて、
「まさかウチの子に罹ると思っていなかった」
「やっぱり予防しておけばよかった」
と言われる飼主さまもみていますので、そういった後悔をしてほしくなくて予防を勧めます。


予防をしないメリットは、『何も起こらなければ経済的』なこと。それは事実です。
デメリットは、
『病気になったときのリスクがより大きくなること』
治療のための薬や手術も、弱った動物には負担になる事があります。

予防は治療に優るといわれる所以ですね(^^)


起こってもいない事を想像して心配するのは簡単ではありませんが、
「その予防って必要かな?」と感じる時には一度考えてみましょう。

想像が追いつかない時にはかかりつけの先生に病気について聞いてみて下さいね。


ただし心配し過ぎは禁物です。
不安が伝わると動物も不安にしりますし、愛する動物との生活が楽しくなくなってしまいますよね。

分かっているけど心配がおさまらない。という時には是非当院にご相談くださいね☆

予防に優る治療なし①

2017年04月21日

以前に当院で治療を行なったわんちゃんの飼主さまが、春の予防で来院されまして
お子さんが幼稚園で、「大きくなったら獣医さんになりたい」と言っていたという話をしてくださいました。


治療に通っていたときには、それほど心配しているように見えなかったのですが(☜失礼)
少しずつ元気になっていく姿をみて、私たちの仕事に憧れをもってくれたのかなと、とても嬉しくなりました(^^)



具合の悪くなった動物をみて、するどい直感と豊富な知識でズバッと診断し、繊細かつ大胆な手技であっという間に治療してしまう、

そんなかっこいい獣医さんでありたい理想はありますが、
現実の病気はもっともっと複雑で、勉強すればするほど医療の難しさを感じさせられます。

『予防に優る治療なし』

とは昔から伝えられていますが、本当にその通りで
病気になってからでは体力的、時間的、経済的などの制限があって理想的な治療を施せない場面も多々あります。
(たとえば手術をするには患者さんに体力が残っていることが必要ですね)

それでも成功させるのがスーパードクターなのでしょう。

でも私は、
『病気にさせない』ドクターだったらもっといいのに。
と思っています。

地味ですけどね(笑)
たぶん子供たちには“ただの口うるさいおじさん”に映るのかな(^^;)
それでも大切なことなので続けますね。


病気にさせない、それは『予防』と呼びます☆

予防というのは「しなくても罹らないかもしれない病気」
『もっと確率を下げる』ために行ないます。

なので、病気にならなかったら「たまたま」なのか「予防のおかげで」なのか分かりません。
病気になって初めて、『予防しておけば…』と後悔してしまうのが一般的です。


100頭に1頭が発症する病気があるとして、その病気にあなたのわんちゃんや猫ちゃんが罹ると思いますか?

おそらく多くの方は、99%罹らないなら大丈夫と思ってしまうでしょう。
きっと予防の意欲もでませんよね。

でも毎日たくさんの動物を診ている私たちには“よく出会う病気”です。
(1万頭の診察をしたら100回出会いますのでね)
予防できるならそうするべき病気です。


『病気にさせない』ドクターとは、このギャップを埋められるドクターのこと。
私がそうだとはとても言えませんが、そうなれるように「口うるさく」伝えたいと思っています。


次回に続きます、お楽しみに☆

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