兵庫みなと動物病院ブログ

フィラリア症は昔の病気??

2017年04月05日

4月になりましたね!
今日は暖かいですが、まだ肌寒くて桜が咲いたと言われても私はまだピンと来ないです(^^;)

春を感じるのは狂犬病とフィラリア予防に来院される方が増えてきたことでしょうか。
職業病ですね(笑)


さてそのフィラリア症、みなさんの周りに感染しているわんちゃんはいますか?

緑の多い地域ではまだまだ珍しくはありませんね、

でも都市部や市街地では
「フィラリアなんて昔の病気でしょ」
と思っている方も増えているようにも感じます。





事実、獣医師の先輩方と多くの飼主さまたちによる予防への協力のおかげ
フィラリア症のわんちゃんはとても少なくなりました。

過去には一般的であった「虫を吊り出す手術」も、私は経験がありません。


獣医師でも遭遇する機会の減っている疾患ですので、飼主さまにとって
「まさかウチの子が感染するなんてそうそうないでしょう」
と思ってしまうのも無理もないのかもしれません。



では、もう予防しなくていいの?と聞かれたら答えは“NO”です!

理由は、予防を怠れば再流行するからなのですが、
その背景には近年高まっている、保護犬ブームがきっかけになるかもしれないと考えています。


もちろん『保護犬を飼わないで』なんて誤解しないでくださいね


私自身、動物福祉施設の診療へ足を運ぶことがあり、その経験ですが
保護犬特に地方からレスキューされた子ではフィラリアに感染していることがしばしばあります。

フィラリアが寄生していても元気に過ごしている子もたくさんいますので、
そのような子は、それ以上の感染が起こらないようにしながら
「すでに寄生している成虫が寿命を迎えるのを待つ」ケアが行われています。

里親さんが理解され希望されれば、新しい飼主さまとして迎えられますので、フィラリアも一緒に移動します。
移動した先でその子を吸血した蚊はフィラリアを媒介するようになります。


理解されましたか、
これまで長らくフィラリアがいなかった地域でも流行する可能性は十分にあり得ます。


繰り返しますが、『保護犬を飼わないで』ではありませんよ

ご自身がきちんと予防しておけば、感染している動物との接触はなんら心配ありませんからね(^^)


今回は社会問題も含めた少し重たいテーマをとり上げました。
たくさんの動物が人と共生するできるために大切なのは「誤解をおこさせないこと」だと考えています。

ネットを中心に溢れる情報でよく分からなくなったときは是非相談してくださいね!

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